2016年06月26日

21世紀の植民地主義:グローバリズム とEU離脱


 20世紀後半に、新植民地主義というのが指摘されました。20世紀前半以前のように、植民地をもってそこから搾取するのではなく、欧米の銀行や大企業が、旧植民地で今は独立国家になっている国の中の銀行・企業の株式をもち、金融などの方面を経由して間接的に富を吸い上げるシステムのことを指していたと記憶しています。
  現在も、そういうシステムは生きてはいるのですが、20世紀末ごろから、新しい搾取ルートが活発化し、それが現在の経済混乱と、最近の英国のEU離脱の背景になっています。

 それは、いわゆる先進国 そして中国の資本のグローバル化が行きすぎてしまい、資本の出自国そのものも植民地とみなすようになってしまったためです。
  最近の移民問題は、グローバル資本がEU諸国家自体を効率的低賃金の奴隷が働く植民地にしようとしたことが原因なのでしょう。

 資本自体はケイマン諸島とかヴァージンアイランドとかいうタックスヘブンへ逃避して脱税する傾向も強くなりました。国家と資本の分離が極端になっているんですね。SFで支配層が月や宇宙都市にいて、汚濁した地球を搾取するという設定がありましたが、ちょっと近いものがありますね。

  そういう奴隷化に文句をいう英国民やフランス国民や日本国民を黙らせるために、御用マスコミが活躍しているわけですね。それに移民をどっさりいれれば、国民の中身そのものが奴隷ばかりに変わるわけで、グローバル資本に文句をいう旧弊な国民が少数派になりますからね。

posted by 山科玲児 at 10:04| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
お説、歴史のまとめご慧眼で、概ね同意しますが、
先進国になだれ込んだ移民こそが、グロ資本に文句を言い始めるのではないでしょうか。
これからの世界社会運動は、移民を軸に展開するように思います。

( 世界史では、奴隷こそ文句を言うものですが、ついに言えんと潰えたスパルタのヘロットなんかもいますね。
いまの北朝鮮人民もそんな感じで、気をつけねば。ただし、北朝鮮こそ、移民が入ればひっくり返るでしょう。)
Posted by 臨夏 at 2016年06月26日 16:11
>世界史では、奴隷こそ文句を言うものですが、

必ずしもそうではないと思います。

奴隷状態の幸福 というエピソードがありますし。

>1838年、西インド諸島 平和なバルバドス島で暴動が起った。
つい最近発効した奴隷解放令により、人間として自由の身分に昇格したばかりの男女二百人の黒人たちが、ある朝、かつての彼らの主人であるグレネルグという者の家に、自分達をふたたび元の奴隷の身分にしてくれ、と陳情しに行ったのである。
 しかし、臆病なグレネルグは、法律を犯すわけにはいかない、と、元の奴隷たちの陳情を拒んだ。すると、元奴隷たちは、この元主人であるグレネルグはもとより、その家族全員を虐殺してしまったのだ。
 そして、ふたたび自分達の奴隷小屋に戻り、また元のように奴隷としての習慣的な会合やら、奴隷としての労働やら、儀式やらを始めたのである。


ただ、大きな奴隷反乱が起こったのもバルバドス島だったんですし、ブードウー教自体も奴隷の反乱と関係して成立したらしいので、
人間というのは、色々な面があるものだ、と思います。
Posted by 山科 at 2016年06月26日 18:48
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