2016年08月28日

このクリヴェッリはちょっと

Crivelli Magdalena.jpg

日伊国交樹立150周年特別展
アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/venice2016/
が、東京六本木 国立新美術館で開催されます。
開催期間
2016年7月13日(水)〜 10月10日(月・祝)
また、大阪でも開催されます。
【大阪】
 会期:2016年10月22日(土)〜1月15日(日)


これは、珍しく作品リストが提供されてますので、厳密なコメントができますね。
最近の特別展はリストをださないものが多くて困る困る。。
http://www.tbs.co.jp/venice2016/works/workslist.pdf


  私が好きで、わざわざアスコリ=ピッチェーノまで観にいった、画家  カルロ=クリヴェッリですが、2点きていますが、どうもたいしたものではないようです。イメージのような傑作(モンテフィオーレ祭壇画の一部)は期待できないようです。2点は、「極端に修復されている」とコメントされていました。

 BOVERO A.,   L'OPERA COMPLETA DEL CRIVELLI. Editore: Rizzoli Milano 1974 にも 欄外あつかいでした。最近のLightmanの巨册 Carlo CRIVELLIには一応のってます。
 ヴェネチア絵画  アカデミア美術館のサイトの検索
http://www.gallerieaccademia.it/sale/sala-xxiii

  どうも、クリヴェリは犯罪でヴェネチアを追放されたような生涯をおくったので、実際の制作活動はヴェネチアの外、マルケの諸都市で行いました。だから、ヴェネチアに作品があまりない。また、ナポレオン軍のイタリア征服の際に修道院が解体され教会が荒廃した結果 散逸した作品がミラノのブレラ(ナポレオン設置の学校)に入ったりしましたが、ヴェネチアには行かなかったのでしょう。

 初期の作品の中では、ベッリーニの作品が良さそうですが、基本的に
   ティチアーノやティントレットが中心の展覧会だと思いました。


posted by 山科玲児 at 09:59| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
お盆休みに東京に行って、新美術館の〈ヴェネツィアルネサンス展〉行ってきましたよ。
ティツィアーノは2点だけでしたが、2点とも顔が固い感じがして、つまらないもの思えました。
ベッリーニの《聖母子》はよかったです。

兵庫近美の〈藤田嗣治展〉は日曜に行きましたが、画家のいろんな時期の名品があって、
大変楽しい展覧でした。
初期のキュビズム、エコールドパリのころの乳色の絵、アッツ島の玉砕を含む戦争画、戦後渡仏後の宗教画、
他にも試行錯誤中の絵などが集まっており、勉強にもなりました。
これはお薦めです。
Posted by 臨夏 at 2016年08月29日 22:59
>ティツィアーノは2点だけでしたが、2点とも顔が固い感じがして、つまらないもの思えました

顔は大事ですよ。特に大作の場合は、画家は下絵と顔しか描かず、他は助手に任せるという場合がありますから。

>兵庫近美の〈藤田嗣治展〉は

情報ありがとうございました。見過ごしておりました。
このブログで2015年に書いた藤田についてのエントリーを読み返してしまいました。
Posted by 山科 at 2016年08月30日 08:42
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