2016年08月30日

藤田嗣治 展


 今年はマドリードにかまけていて、東京のボッテチェルリ展すらいかなかったぐらいだから、見過ごしていた、あるいは知らなかった展覧会は多い。
藤田嗣治  展
http://www.leonard-foujita2016.com/
を神戸灘の海近くの兵庫県立美術館でやっているようである。
その前に名古屋でもやっていたが、もう終わってしまった。

◎兵庫 展
2016年7月16日(土)〜9月22日(木・祝)
兵庫県立美術館

◎府 中 展
2016年10月1日(土)〜12月11日(日)
府中市美術館

藤田嗣治については、このブログで2回書いていて、読み返してもあまり問題はないようだ。
   http://reijiyamashina.sblo.jp/article/163986577.html
   http://reijiyamashina.sblo.jp/article/164055740.html

  私には18世紀的な画家であった藤田が20世紀に生きたために、様々な問題が起きたように思える。21世紀だったら、なにも起きなかっただろうが、画風の発展も無かったかもしれない。

   ランスのフジタ礼拝堂の壁画はかなり特異なもので、なんとなくクエンティン マチエースのようなフランドル的なグロテスクな面もある。

  ランス大聖堂にあるという聖母子像も今回来ているが、画風は似ているが清楚なものだと思う。
posted by 山科玲児 at 08:36| Comment(0) | 2016年日記
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