昨日、東京国立博物館の「 上海博物館との競演」企画について、上海から元明の染織品を借りる必要性について疑問を呈したが、念頭においていたのは、
東福寺の屏風の裏に貼られた大きな元ごろの染織品である。
また、
九州国立博物館が2014年に購入した巨大な
***前田家伝来名物裂帖
も、記憶に残っていた。
名物裂帖というと、3cm四方とかせいぜい10cm四方ぐらいの小さな織物の断片が見本帖のように貼ってあるのが普通だが、これは何十センチ〜50cmぐらいの大きな布が惜しげも無く貼ってある(イメージ)。
帖自体も大きなもので閉じた状態で、1mx50cmもある。
もはや名物裂帖という概念を超えている。
もはや名物裂帖という概念を超えている。
2012年末に、購入前に九州国立博物館で展示されていたとき観賞したが圧倒的だった。
この内容が、元〜明の中国製の染織品ばかり300点なのだから、
これだけみても、上海から借りてくる必要があるのか?と疑問を感じざるをえない。