この大きな三連祭壇画について、 追加で補っておきます。
また、別のサイトでも図版と解説があったようです。
・もともとはブリュージュのカタロニア人とブリュージュの人が共同で支援していた聖堂にあったらしい。
・寄進者はスペイン人
・十八世紀以降にビルバオから数十キロ東のフランス寄りの海辺の町Lekeitioの教会にあったらしい。
所有権についてはよくわからないがそこのファミリーのものだったらしい。
・オークションでの取引価格は百万ユーロ、ほぼ一億2千万円
・「聖ルキア伝の画家」については、ブリュージュで活躍した François van de Pitteではないかという推定がある、、
(この名前だとフランス人かね。。)
この画家の絵はどうも、なんというか、深遠な魅力には乏しいんだよな、同じ無名画家でも「処女のなかのマリアの画家」や「女性半身像の画家」のような、こちらに語りかけてくるような精神性に乏しいところがどうしても気になるところです。
そして、この大きな絵をみると、なんか「聖血の画家」とかなり近いものを感じます。同じブリュージュにいた画家らしいし、「聖血の画家」と「聖ルキア伝の画家」を一人に融合させてもいいかもしれませんね。