2016年10月29日

ナチス略奪美術品 報道の誇張


新潮45 2015年11月号に、、
「ナチス略奪美術品」の深い闇――福田直子(ジャーナリスト)
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/11170945/?all=1
 この記事があって、その中で、老蒐集家 コルネリウス・グルリットの収集品がスイス  ベルン美術館に寄贈されたということが書いてあったので、さっそく、ベルン美術館のサイトをみてみたら、
寄贈作品リストがあった。


  これをみて、美術史的に重要なものがあるという印象はうけない。なにか大発見があるかと思って全部調べたのに徒労の感を禁じ得なかった。騙された気さえする。 こういう記事は誇張が過ぎるのではないか? ただ、私の関心は、古い絵画のほうが中心なので、二十世紀の  ノルデやリーバーマンなどの価値はよくわからないから、そういう部分では素晴らしい傑作があるのかもしれない
 勿論、オークションに出したら、当然、相当な金額、一財産の売り上げになるのは確かだ。要するにお金の問題だけであり、美術史的関心は惹かないと思う。カタログレゾネを編輯している人にとっては多少の新資料が出たという意味はあるかもしれない。

 全体に、いかにも画商のコレクションで、手頃なサイズのものが多く、多数の素描・更に多数の版画を含む。日本の浮世絵や、高麗茶碗まである。
 センセーショナルに報道しなければ、読者の関心を惹かないし、原稿料ももらえないからしょうがないのかもしれないが、ミスリードのようにすら思われてならない


posted by 山科玲児 at 11:33| Comment(0) | 日記
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