今回の大阪市立東洋陶磁美術館
特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」
平成28年12月10日(土)〜3月26日(日)
http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=366
では、WEB SITEの写真に「六田知弘(muda tomohiro)」という写真家の名前がついていたので、
ああ、六田さんが撮ったんだな、これなら大丈夫と安心したものである。
2010年の大阪市立東洋陶磁美術館「南宋修内司官窯」特別展の図録の写真は、誰が撮ったのか知りたくもないくらいひどく、カタログを買うのに長い間躊躇したような見当外れの写真だった。 そういうことは今回はないだろうから、安心できると思う。
正倉院のものも撮影したことがあるそうだし、雲崗石仏や欧州のロマネスク建築(サンティアゴ デ コンポステラの道 とかシトー会建築とか、、)の優れた写真の業績がある。
写真というのも機械を使うとはいえ、人間的側面が強く、撮る人によってこんなに違うものかと思うことが多い。ヌードや女性写真で有名な篠山紀信が、今は亡き大阪の「萬野美術館」の古美術品を撮った写真を、萬野美術館で実物と並べて展示したことがある。 観に行ったものだが、失望落胆した。やはり、写真家には得意不得意があり人物が上手いからといって古美術がうまくとれるわけではないのだ。
古美術の良さを理解した人でなければ古美術の良い写真は撮れないのだろう。
古美術の良さを理解した人でなければ古美術の良い写真は撮れないのだろう。
有名写真家が撮ったアンコールワットの写真の惨憺たる写真集を、図書館でみて唖然としたことがあるし、同じく有名写真家が撮ったローマ郊外 ヴィラ・アドリアーノの写真集をみてこれは違うだろ、と憤慨したこともある。
かって、最盛期のデヴィド=ハミルトンに自分のヌードを撮ってもらいたいという女性が続出した所以であろう。
かって、最盛期のデヴィド=ハミルトンに自分のヌードを撮ってもらいたいという女性が続出した所以であろう。
その点では、今回は、六田知弘さんの写真なら、まずは安全だろうと思う。
ちょっと違うが3月に大阪市立東洋陶磁美術館の近くで個展もやるらしい。
2016.11.16 「宇宙のかけら―御所 GOSE」大阪・御所の2会場で開催
http://www.gose-muda.jp/
http://muda-photo.com/publicity/index.html#T161116-2