2016年12月20日

トランプと温暖化



  トランプ次期大統領は、環境保護局(EPA)長官に、地球温暖化懐疑派のスコット・プルイット(Scott Pruitt)・オクラホマ(Oklahoma)州司法長官を起用すると発表した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3110742
そうである。もともと「温暖化は嘘っぱち」と主張されていて当選したのだから、当然のことだが、喜ばしい。30年以上前、パソコン通信時代にも、「温暖化」宣伝と原発企業の策謀を指弾したこともあったが、当時はあまり理解されなかったものだ。 ようやくまともな意見が次期大統領からでたので、日本政府もちゃんと米国追従をすることを期待する。

>コロンビア大学法科大学院(Columbia Law School)サビン気候変動法センター(Sabin Center for Climate Change Law)のマイケル・バーガー(Michael Burger)事務局長はAFPに対し、この人事に「良い点は一つもない」と切り捨てた。
  自然科学者じゃなくて、法科大学院の人が批評するんだね。

 もともと、「地球温暖化が危険で低炭素にしなかればならない」という主張は、米国の上院から始まった「政治マター」であり、自然科学ではない。1970年代では「氷河期が来る」と大騒ぎしていたぐらいだ。 アルゴアのような米国政治の中心にいた人たちが旗を振り、原子力産業も大賛成し、マスコミや欧米日本の政治家も動かして京都議定書・排出権取引・COPなどという愚行を繰り返した。この過程でアルゴアはじめ一部の人々が巨額の財産を築き、中国も金を稼いだ。

中国、地球温暖化は嘘ではない・地球温暖化は嘘と主張するトランプ氏に反論http://business.newsln.jp/news/201611171025270000.html

中国がこういうからには、トランプが正しいと普通の日本人にもわかるでしょう?

 これは十五世紀末に法王庁が免罪符で稼いだ事情と良く似ている。


産経新聞は自然科学や古美術には盲目同然のことが多いが、
2016.11.12 05:03
【主張】
トランプ氏と環境 パリ協定に背を向けるな
http://www.sankei.com/column/news/161112/clm1611120003-n1.html
 という噴飯物の記事は無署名だがたぶん 「編集委員」の一人が書いているのだろう。高給を食んでいるのだろうからそれに見合う職務をやってほしいものだ。早めに引退するか、批判的にこの問題を研究されることを期待する。 産経は親米というか、多国籍資本・ワシントンよりの記事が多いが、ここでも無知をさらけ出している。

 常識的に考えて:::
・温暖化したほうが人類にとっては良い。
・温暖化で地球環境が壊れることはない、むしろ人類にとって改善する。縄文海進期にも白亜紀にも生物は現在以上に繁栄していた。
・残念ながらここ15年温暖化していない。
・人類活動起源のCO2と二十世紀末の温暖化は関係ない。
・「温暖化」は利権の源泉に過ぎない。排出権取引でアル=ゴアがどれだけもうけたことか。
・利権のもとだから、利権をむさぼったマスコミも団体も太陽電池企業も、原子力関連企業も温暖化原理主義という宗教を奉じることになる。


posted by 山科玲児 at 11:10| Comment(1) | 2016年日記
この記事へのコメント
今朝21日の日経新聞に、4点目の曜変天目が出た、とありましたよ。
中島誠之助が鑑定したそうです(笑 、ほんまですかね?
Posted by 臨夏 at 2016年12月21日 10:02
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