クラブサン奏者として名をあげ、現在はいろいろ活躍している クリストフ=ルセが伴奏指揮をやっている演奏会動画があがってました。
これがまた、私が数十年来大好きな、
マルカントワーヌ=シャルパンティエの
ルソン ド テネブル
でしたので、ここに推薦紹介する次第です。
イメージは、この名曲を世界に知らしめた最初の名演奏コンチェルト ヴォーカーレのCDです。
このCDの絵がまたラトゥールの名画なのでよかったんですね。
1時間35分もある演奏会全体のものですが、
部分を聴いてもすごいですよ。当方としては、さわりなら44分〜55分あたりを推薦します。
窓からみえる光景がルーブルみたいだったのでサンメリーか?と思ったのですが、内装や建物の構造がゴシックではないのでヴェルサイユの一角を使っているんだろう?と考え直しました。
【追加】制作したMEZZOのサイトでデータを得ました。やはり、ヴェルサイユの礼拝堂だったようです。
Les Talens Lyriques, Christophe Rousset (direction)
Les Talens Lyriques, Christophe Rousset (direction)
Marc-Antoine Charpentier
Leçons de ténèbres
Réalisé par Louise Narboni (1h37)
Enregistré le 4 avril 2009 en la Chapelle Royale du Château de Versailles.
抜粋動画もあるようです。
Premiere Lecon de Tenebre
VII Charpentier Seconde leçon de ténèbres du jeudi saint360p H 264 AAC
なんか、おばさんたち3人が演奏しているような印象で、みかけは地味ですが、音楽はすごいですね。
ルセはクラブサンと小型オルガンを両脇において、とっかえひっかえ弾いているのがすごいと思いました。しかしルセは少しやせたんじゃないかな。前はもっと華やかな感じがしたものですが、、
ヴィオラダガンバは日本人みたいな女性が演奏してますね。相当上手い人です。歌手もみかけよりずっとドラマティックな表現でオペラみたいですね。
ライブなんで、「あ、ここはしくじったな」という音はありますが、圧倒的な演奏です。
これはDVDやCDが欲しくなりました。
これと、ニューヨークのトリニティ教会で、たぶん米国の団体が同じ曲を演奏した動画と比べると雲泥の差がありますね。やはり名演奏は違うものだ、と再認識いたしました。
Trinity Church
Marc-Antoine Charpentier's Troisième Leçon du Vendredy Saint - YouTube