2017年04月14日

タイの古典舞踊と音楽


 九州国立博物館のホールで4月11日に開催された、「タイの古典舞踊と音楽」
という催しを最前列 かぶりつきで鑑賞することができました。タイ文科省芸術局による公演です。

 とても良い経験で刺激になりました。
 タイの古典舞踏と音楽について、全くイメージがなかったのですが、なんとなくイメージをつくることができたようです。
 さて、女性の舞などもあったのですが、男性中心のラーマーヤナの一場が特に印象的でした。歌舞伎的な型と振り付け、無言で動作だけで物語を表す舞踏劇ですが、豪華絢爛、妖美なところもあり、とても刺激を受けました。また、タイ カンボジアなどの人々が黄金の装飾品を好み上手にまとうことができるのはなぜかということが直感できました。
 また、女性の舞や少数民族?北部?の踊りなどもありましたがファッションセンスが面白く、世界のファッションの幅というのはまだまだ広い、欧米や日本のファッションデザインはまだまだ狭い範囲で変化をもとめているだけかもしれないと思ったものです。

  適当な動画をみつけられなかったので、まだ紹介できないのは残念です。みつけたら紹介します。

  音楽については、舞踏にはとてもよくあった音楽だと思います。音楽単独としては、ジャワのスラカルタ (ソロ) マンクヌガランの音楽のような深遠さはないので、独立した鑑賞には耐えられないかもしれません。逆にジャワのラーマーヤナ上演は、タイのものほど充実してはいなかったようにおもいました。 一方、女性の舞についてはジャワのほうがより縹渺とした感じがあります。これは音楽の差でしょうね。ただ、タイのもののほうが、より「若い」「逞しい」「積極的」な感じがありました。

 実のところ、当方のねらいは、「タイ古典舞踊と音楽」 テーマでの一番正統な真っ正面の奇をてらわない変格でないものを観る絶好のチャンスだと思ったからです。また、タイ文科省芸術局のスタッフによる上演ということなので、標準以上のレベルが高い演者だと期待できます。
  なぜかというと、現代の意欲的な劇団の場合、つい新味を出して独創的になろうとするので、古典や正統からはずれてしまう。ところが私のような日本人外国人の観客のほとんどは正統や古典そのものを知らないので、変格の面白味自体がわからず、ひどいときには西洋や日本におもねった折衷的な駄作にしかみえないことになる。

   したがって、無知な外国人としては、まずタイの正統・古典をダイジェストでもいいのでわずかでもみせてほしいとおもいます。 演者にとっては、平凡で因習的でありきたりかもしれないが、私のような心得のない外国人にとっては、そのほうがエキゾティックであり目が開かれるものがある。タイ文科省芸術局なら、そういうプログラムでやってくれそうだ、と期待していきました。

 このような機会が多いとはおもえません。東京 国立博物館 平成館ホールでも2回公演があるそうなので推薦します。


posted by 山科玲児 at 09:46| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: