2017年05月12日

ダブリンとブダペストを間違えていた

Saraceni Peter.jpg


  昔、観た名画で記憶が残っていても、どの美術展で観たか憶えていず、結局どこの美術館にあったのかわからなくなっていることもある。全部の美術展で図録を買うと、お金はともかく、書架にはいりきれなくなってしまうので無理である。

  そういう絵の一つに、サラチェーニの「聖ペテロの否定」(イメージ)がある。
まるで、ジョルジュ ド ラトゥールを思わせるような佳作で、記憶に残っていた。
てっきり、東武美術館でみたブダペスト美術館展(ここはハイドンが仕えたエステルハーツィ家のコレクションが軸)のとき観たと思い込んでいて、ブダペストのコレクションを検索していたがない。

実は
1993年に「そごう美術館」で開かれた「アイルランド国立美術館名品展
でみたものらしい。



当時はサラチェーニとだけ憶えていたが、現在は「サラチェーニの下宿人」という愛称の無名画家の絵とされているらしい。サラチェーニCarlo Saraceni の弟子なり影響下にあった画家で、イタリア人なのかフランス人なのか?いろいろ説があるようだ。

なんで、これを蒸し返したのかというと、今  山梨県立美術館でやってる
「バロックの巨匠たち」
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/
という展覧に、これのそっくりさんが出ているようなのだ。
ドウエのシャルトリューズ修道院美術館所蔵だそうだ。
こういう、同じ絵が何枚もあるのは、ジョルジュ ド ラトゥールでもあるからおどろかないが
さて、どちらがより良い絵だろうか?ダブリンの絵はかなり良かったと思う。絵葉書がなかったのは惜しかった。

このバロックの巨匠たち という展覧会は、あまりよくない絵、作者鑑定が甘い絵が多いように思ったが、意外な拾いものもあるようだ。

佐賀にも巡回するそうなので、ちょっとのぞいてみたくなった。

posted by 山科玲児 at 07:56| Comment(0) | 日記
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