2017年06月04日

洞窟探検と人類の起源

日経サイエンス2016JULY.JPG



  偶然手にとった日経サイエンスの2016年7月号(イメージ)で、南アフリカにある洞窟での人類の先祖かもしれない化石の発掘レポートを読んだ。この古人類?  ホモ・ナレディ   は、  当初は200万年前ぐらいの古い時代のもので猿人とホモ属(現代人を含む)を結ぶミッシングリンクではないかと思われていて、この日経サイエンス記事もそういう風に書いてある。 読みながら、私はひょっとしたらもっと新しい骨じゃないかと想像していた。そしたら案の定、科学検査があってずっと新しい30万年前後の時代の化石であるという報告がでてきた。

  ホモ・ナレディ  河合信和の人類学のブログ

New Evidence of Mysterious Homo naledi Raises Questions about How Humans Evolved - Scientific American

  もっとも、それはそれで人類の起源がさらにわけがわからなくなった、、ということでもある。この地域は「人類のゆりかご」と呼ばれていて、1924年11月、南アフリカに住んでいた解剖学者、レイモンド・ダートの猿人(アウストラロピテクス)の発見以来、多くの古人類の化石がみつかっている。今回の発見も、ダートが奉職した大学University of the Witwatersrandの学者バーガーが本格調査している。


  この日経サイエンス記事で、とくに注目したのは、最小幅20cm!!という非常に狭い洞窟通路を這い進んでくぐってようやくたどりつける大きな空洞に化石があるので、小さな人でないと調査できないので、そういう人を募集したということである。

  実際、この洞窟遺跡の図解をみると非常に危険な作業だと思う。
  図解と地図
万一身体がはまり込んだり、一方方向にしか通れない構造になっていたらどうするつもりだろうか??

 また、洞窟に住んでるというと、単なる横穴を連想するが、そういうわけではなく、アリの巣みたいな複雑な地中建築構造に住んでいるというふうに認識を改めた。そういえば、中国華北黄土地帯のヤオトンも結構複雑な地下住居のようである。

 実のところ、この洞窟遺跡はライジングスター洞窟という非常に大きな洞窟群の一部で、もともとケーヴィング;洞窟探検のメッカの一つだということである。そういう洞窟探検家の二人が偶然、この古人類化石が散らばった遺跡をみつけたのである。

 その後のUniversity of the Witwatersrandの学者バーガーによる本格調査のヴィデオ  プレゼンとしては、これがいいのではないか?と思う。女性のほうが狭いところに入りやすかったらしく女性隊員が多い。どちらかというと調査というより探検じみている。ナショナルゲオグラフィックが後援していたようだ、


 洞窟探検ケービングというスポーツもあり、沖永良部島では観光開発されてもいるようだ。秋芳洞や龍泉銅のような観光開発された洞窟ならともかくとして、パニック映画「サンクタム」ではないが、洞窟探検というのは、冬山以上に危険なものではなかろうか。臆病な私はあまりやりたくない。



 
posted by 山科玲児 at 09:30| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
ビデオは見ておりませんが、幅20cmは狭すぎないですか。
子供でも頭蓋骨の幅が20cm以下、という人がおるのでしょうか??
Posted by 臨夏 at 2017年06月04日 22:14
>幅20cm
私もどうみても狭すぎると思いますが、そう書いてあるんもので。
  複数の文献・サイトに書いてあるんですよ。ひどいのは18cmと書いてあるものもありました。

 ひょっとしたら、センチとインチを間違っているのかもしれません。
 二十インチの間違いなのかもしれませんね。

Posted by 山科 at 2017年06月05日 04:44
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