2017年07月14日

ブリューゲルのグリザイユ

adulty london jan2 carra.jpg

ブリューゲルのグリザイユ 「キリストと姦通女」は、
英国コートルードにある、もとセイレン伯爵コレクションのもの
が、本物だとされているんですが、
ヤン の模写とされるものが2点あります。
個人蔵で、今、アントワープのマイヤー美術館に寄託されているもの
http://www.janbrueghel.net/object/christ-and-the-adulterous-woman-munich

さらに別の模写?がベルガモのアッカデミアカララにある。

これで、少なくとも4点あるのだが、ネットを介してみる高精度とはいえないカラーイメージでは、なかなか区別がつかない。まあアントワープのはちょっと落ちるかな??
  彩色画のほうが、まだわかりやすいような感じがしました。グリザイユは模写しやすいのか?実物をみると全く違って判然とするのか?よくわかりません。

森洋子氏はヤンの模写は顔が愛らしいと書かれているが、果たしてそうだろうか?

上のイメージで比較してみよう。。
左から、コートルード、ミュンヘン、アントワープ、カララ

 ここまで似ていると、英国コートルードにある、もとセイレン伯爵Antoine Seilernコレクションのこのグリザイユが本当に唯一のオリジナルで、他は模写と即断できるものであろうか?と思ってしまいました。

posted by 山科玲児 at 08:48| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
勤め先の塾の9月の遠足で、国際美術館のボイマンス展を見に行く企画を立てました。
生徒にバベルの塔の宣伝をしています。
それで、ご教示の『ブリューゲルの世界』、梅田で買うて参りました。
図版もええし、確かによさそうな本ですね。
これから遠足の予習をしてみますw
Posted by 臨夏 at 2017年07月14日 23:42
[ブリューゲルの世界] とんぼの本は、今回でた便乗本の中では、最良だと想います。
なによりコストパーフォーマンスが良い。

現在、当方があら探しをずっとしておりますが、「絶対的な誤り」はみつかっておりません。
その点、安心感もありますね。

なお、ボイマンス展の主要作品以外のカラー画像は、図録を購入しなくても、この中でみることが可能
http://collectie.boijmans.nl/en/objects?start=0&search=&sort=&filters=date%3A1415-1664%3Bobjecttype%3Apainting%3Blocation%3Atravelling#resultpage
Posted by 山科 at 2017年07月15日 07:08
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