2017年07月23日

天使のラッパ

Breugel Marijnissen  ss.jpgLimburg.JPG


ブリューゲルの世界  森洋子  とんぼの本
http://www.shinchosha.co.jp/book/602274/
を読んでいあたとき、気になったことをまた一つ、


上のマレイニセンのブリューゲル本のカバー(イメージ)にもなっている色鮮やかな


のことである。

そもそも、これは、この題名「叛逆天使の墜落」でいいのだろうか?キリスト教絵画で、こういう場面は実は2つあって、歴史の初めに神にさからった天使が天から落とされ悪魔サタンになったという場面と、黙示録第八章に描く最期の審判の前に天使ミカエルと悪魔の戦いが天上で行われるというところである。

普通「叛逆天使の墜落」というと、前者のほうを意味していて、典型的な絵はランブール兄弟の絵


また、更にアルカイックなランブールの種本らしい

である。

ところが、このブリューゲルの絵では四人の天使がラッパ・トランペットを吹き鳴らしている。
これは、黙示録の天使のラッパとして有名なもので、黙示録では七人だが、絵画の場合は四人ぐらいに省略して描かれることが多い。

そうすると、これはむしろ黙示録のほうを描いた作品とみなしたほうがよいようだ。
Pietro Biamconi, 1968もそう書いている、適当な題名がすぐには思いつかないが、
ちょっと書いてみた、






posted by 山科玲児 at 13:47| Comment(0) | 2017年日記
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