2017年08月26日

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展

ルドルフ二世 福岡.JPG

今年の11月は福岡通いかな?と思いたくなるような魅力的な展覧会が、これです。
東京渋谷でもやるし、京阪神では 滋賀の佐川美術館でもやるので、あえて博多まで来る人は早くみたい著述家や記者ぐらいでしょうが、これはありがたいものですね。
一応、日本におけるチェコ年 とかいうのですけど、チェコからのものばかりではなく、
目玉のアルチンボルド作品を含めてスウェーデンからのものが多いし、監修がもとベルギーのリール美術館館長というから、かなり汎ヨーロッパ的なハプスブルク風味なんですかねえ。。

それに、コルトレイク美術館という、知らない美術館からも作品がでてました。ベルギーにあるそうですが、なんとこれ2014年末までクローズドしていたというところです。 バベルの塔など結構面白い物があるようで、今回拝見できるのを愉しみにしています。

このコルトレイク Courtrais というフランス語読みのほうが、歴史書では有名なようですね。クルトレ
なんか、いろんな事件が起こった、戦場にもなった土地のようです。クルトレーのなんとかとか憶えております。 第二次大戦でも、「連合軍の爆撃」でひどいめにあったようです。ホントに連合軍の文化破壊はひどいですね。この点では、ナチスドイツのほうがずっと紳士的でした。没収したり、強制買い上げするわけですから、少なくとも破壊することはないからなあ。

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展
The Empire of Imagination and Science of Rudolf U
2017.11.3. FRI. - 12.24. SUN. 福岡市博物館(福岡県福岡市)
2018.1.6. SAT. - 3.11. SUN. Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)
2018.3.21. WED. - 5.27. SUN. 佐川美術館(滋賀県守山市)

 
posted by 山科玲児 at 09:14| Comment(4) | 2017年日記
この記事へのコメント
遅くなってしまいましたが、お盆に博多、福岡、壱岐に行って来た報告を致します。
その節は、当地の情報をいろいろご教示くださり、ありがとうございました。

博多はええ街でした。
福岡市博の金印は一度は見たいと思っておりましたが、念願がかないました。
日本史で重要な歴史を持つ、博多、九州北部は軽視されていると思いますが、そこの歴史がよく分かりました。
福岡市美は、松永耳庵のコレクションが見たかったのですが、閉館中で残念でした。
県美は、みるべきものがないようでした。

九博は、常設が意外というか、なかなか質量ともに優れており、九州、アジア地域の展示も充実していて、満足のいくものでした。
特集のラスコーは、工夫はしてあるものの、肝心の壁画の部分が精彩を欠き、それほどよくは見えませんでした。

太宰府を歩きましたが、観世音寺、戒壇院まどよかったです。太宰府政庁もよかったのですが、平城宮跡はいろいろ復元工事がなされているのにこちらはさっぱりで、同じ地方にも、更に格差があると実感しました。

九州はまた参ろうと思っております。街には朝鮮人や中国人が多く、さすがアジアに近い街、と好感が持てました。
ながながすみませんでした。

Posted by 臨夏 at 2017年08月28日 09:29
福岡で愉しまれたようでなによりです。

壱岐は、興味深いところのようですが、長崎より福岡のほうが近いのに長崎県という奇妙な位置にありますね。古事記以来の古い壱岐のご感想はいかがでしたでしょうか。

博多はタイ、など東南アジア系及び中近東系のレストランが多いのが、ありがたいと思っております。
太宰府に中国韓国の観光客が異常に多いのは不思議ですね。背後にどういう事情があるのか知りたい気もしてます。


Posted by 山科 at 2017年08月29日 20:16
お返事ありがとうございます。
壱岐のことを書き忘れていましたね。
高校生のころ、対馬は旅行していて、今回壱岐行の念願がかないました。
島の地勢が対馬とまるで違っていて、興味を引きました。
島中、弥生や古墳の遺跡だらけでしたね。
それもおもしろいでしょうが、数多い古社や、中世以降の史跡に惹かれました。
玄界灘の現在の島の生活を見て回るのも興味深かったです。
確かに、壱岐にはいまは松浦半島から行くのではなく、博多港からが多いでしょうし、
福岡県にするのが合理的と思いますが行政上のメンツが邪魔をするのでしょう。
アジア・アフリカの国家が、旧植民地の国境線をかたくなに守る不思議と共通しているように思えます。
東チモールも、ポルトガル領やった歴史で、独立を勝ち取ったんでしょうが、あれ?と思いますね ( 苦笑
ガイドで、壱岐だけ長崎県なんで、本を福岡県と2冊要るので難儀しました。
いちど、松浦半島から、壱岐、対馬、金官加羅国=プサン、と行ってみたいです。
また有田や長崎も射程に入れているので、機会があれば、長崎もご訪問したく存じます。
Posted by 臨夏 at 2017年09月02日 22:42
壱岐には、奥の細道に同行した、河井曾良の墓がありましたね。
Posted by 山科 at 2017年09月03日 07:03
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