2017年10月28日

9曲もあった

sain-cyr.jpgCharpentierSavall  s.jpg



ローザ  ミスティカ
https://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200809270001/
で紹介したシャルパンティエのリタニーだが、
>たぶんイタリアの聖母マリアゆかりの地:ロレートと関係がありそうだ。
シバ神やヴィシュヌ神の多数の名前を連呼する祈りのように、聖母マリアの色々な尊称を連呼して加護を願うものである。
と書いておいたが、やはりロレートの聖母の祈祷 ロレートの連祷
Litaniae Lauretanae
というものだったようだ。
  このロレートの聖母の奇跡は、カラヴァッジョの名画でも有名である。

 シャルパンティエの曲 リタニー、はなかなか美しいがサヴァールの演奏(上右)とこちらのサンシールの娘達(上左)の演奏ではなんか違うなあと思っていたら、なんと違う曲だった。
サヴァールのほうは H.83  サンシールのほうはH.86

同工異曲で、同じ曲の違った演奏かとおもうくらい似ている。

 これはモンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」に収録された2つのマニフィカートが曲想がよく似ているようなもので、兄弟なんだろう。

その場その場で、用意できる楽器や歌手にあわせて同じ曲を作り替えたヴァリアントのようなものではなかったか?

ネットで作品目録をみると、なんとこのリタニー9曲もあった。
ただ、上の2曲から類推すると、かなり似たもの同士の兄弟なんじゃないかな、とおもうところである。

Litanies de la Vierge. H 82 (1682)
  Dates de composition : 1681-1682
Litanies de la Vierge. H 83 (1684)
  Dates de composition : 1683-1684
Litanies de la Vierge. H 84 (1690)
  Dates de composition : 1688-1690 ?
Litanies de la Vierge. H 85 (1691)
  Dates de composition : 1690-1691 ?
Litanies de la Vierge. H 86 (1693)
  Dates de composition : 1692-1693 ?
Litanies de la Vierge. H 87 (1693)
  Dates de composition : 1692-1693 ?
Litanies de la Vierge. H 88 (1693)
  Dates de composition : 1692-1693 ?
Litanies de la Vierge. H 89 (1694)
  Date de composition : 1694 ?
Litanies de la Vierge. H 90 (1696)
  Date de composition : 1696 ?. - 1re execution : mars-avril ?, 1696 ?

このリタニーの演奏、YOUTUBEでも色々あるが、かなり出来不出来が激しい
なおSt CyrのものはYoutubeにはなかった。
まず、私がDVDまで買った、サヴァールのヴェルサイユでのライブ
Charpentier Litanies de la Vierge a 6 voix et 2 dessus de violes, これはH 83
https://www.youtube.com/watch?v=r8xWzvjvZ2w

意外に良いウィリアムバード アンサンブル こっちはH 86
Europeen William Byrd Ensemble
https://www.youtube.com/watch?v=M46NMycve3M

女声だけの演奏 Ensemble Polhymnia
M.-A. Charpentier - Litanies à la vierge これもH.86
https://www.youtube.com/watch?v=WCZejX9CmtU

なぜかモスクワの演奏、ロシアの団体というのも特異だが、なんか普通でおもしろみはない。こっちはH 83
https://www.youtube.com/watch?v=bHiJMyUojW8

録音が悪いのかまるっきりしょうがないニューヨークでの演奏。こっちはH 83
Marc-Antoine Charpentier's Litanies de la Vierge H.83
https://www.youtube.com/watch?v=-Lgr9v4evj8

posted by 山科玲児 at 09:28| Comment(0) | 2017年日記
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