に書いたように、このストーブ、日本の灯油ストーブや、昔使った 石炭だるまストーブとは違う巨大なものです。
ストーブというより、内部のレンガや土器部分に蓄熱して、それを二次的に長時間放射できるというものみたいです。
ロシアのペチカに近いものですね。イメージに欧米人がもつこのストーブのイメージをよく表した古書(1920年代?)の挿絵をあげてみます。
モンテーニュも旅日記に書いているそうですから、相当古くからあるものですね。この小説では、1532年の年号入りということになっています。これがチロルの古い家に伝わった由来としては、石工(建築業)の祖父が廃墟から掘り出したものという設定になっています。
タイルストーブが設置されているドイツのバイエルン:コーブルク城の中の広間「狩りの間」を
ヴァーチャルリアリティでで観る事ができますので、
もう一度紹介してみます。
http://www.kunstsammlungen-coburg.de/en/historische-raeume-jagdintarsienzimmer.php
Wkimediaで Tiled Stovesというカテゴリーがあり、
膨大な写真があるようです。
タイルストーブの場合、煙突がない/めだたないものが多いようですね。ペチカと同じく最初に大きく燃やして蓄熱し、あとは熾火でやるもののようで、日本でいうストーブのように継続的に燃やすものではないようです。
チロルストーブと称しているようです。あまり大きな物ではないのは、日本の家屋に配慮したものなんでしょうか。