2017年12月22日

鶴下絵和歌書巻の由来

鶴下絵光悦筆三十六歌仙和歌書巻.JPG


九州国立博物館の特別展
特別展『王羲之と日本の書』
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s50.html
は楽しみにしている。


そこで展示される
 鶴下絵光悦筆三十六歌仙和歌書巻 (イメージ)
は、京都国立博物館の自慢のもので、ミュージアムショップのレターセットなどにも使われる人気のある美術品である。今回のチラシにも、大きく印刷されていた。

実はこの作品、世に出たのは新しい。どうも1960年代らしい。
 これが世に出た事情は、

芸術新潮
1967年9月号  p98〜101
谷川徹三「国が買おうとしている宗達--荒川豊蔵氏蔵の宗達下絵光悦書「鶴図和歌巻」」
に詳しい。

  当時は陶芸作家の荒川豊蔵氏の所蔵であり、文化庁が購入を予定していたようである。
谷川徹三の聴き書きによると
「名古屋近在のさる旧家の倉からでたものであること、その旧家の人々はそういうものがあるということは知っていたが、開けてもみなかったらしいとのこと」

ということだそうだ。

posted by 山科玲児 at 09:38| Comment(0) | 2017年日記
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