2017年12月23日

ワーグナーの解毒剤

Vespro Monteverdi Gardiner.jpg



昔から、ワーグナー中毒といわれ、ワーグナーにはまった人が麻薬中毒的なファンになるといわれている。当方は指輪は嫌いだったので、どうやら中毒は免れたかもしれないが、
パルシファルは特に好きで、久しぶりに動画など観ると、頭にメロディがこびりついてしまう。
ハンス  ユルゲンジーバーベルクのオペラ映画「パルシファル」は、
アルブレヒト ・デューラーのメランコリア、カスパール・ダヴィッド・フリードリッヒの絵画など、西洋絵画のファンである私の痛いところを巧みに引用し、無理にでも引き込んでしまう危ない映画である。

  迅速な毒抜きとして、最近考えたのは、同じくらい強烈な、モンテヴェルディの聖母のための夕べの祈りのマニフィカートを聴くことである。これは、かなり効く。
  思えば、ワーグナーはヴェネチアで死んでるわけで、あのワーグナーの魔力を調伏したヴェネチアの霊力が多少助けているのかもしれない。

完治というわけにはいかないが、
パルシファルの一部を2度聴いたら、マニフィカートを複数のCDで2度聴くと効くようだ。

イメージはガーディナーのDVD

サンマルコでの マニフィカート Yotubeでは2つにわかれてます。やはり音質はいまひとつ
Vespro Della Beata Vergine - Claudio Monteverdi 9
http://www.youtube.com/watch?v=TbBRub-rlms
Vespro Della Beata Vergine - Claudio Monteverdi 10
https://www.youtube.com/watch?v=2n85j6O8nIU


posted by 山科玲児 at 18:34| Comment(0) | 2017年日記
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