2018年01月05日

ブリュージュの最期の審判



昨日書いた、
ブリュージュの「最期の審判」
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Last_Judgment_(Bosch_triptych,_Bruges)
99x117,5cm
バルティックオーク材に油絵
は過去、なんども鑑賞したので、その記録の一部をおいておきます。
  まあ、ブリュージュにいったら、一応必ず観てるはずだし、もっと何回もみてるはずですが、ちゃんと記録したのは少なかったかもしれません。

    ブリュージュ(ブリュッゲ)の市立美術館(グロニンヘン美術館)にあるボスとされる、やや小型の三連祭壇画「最後の審判」は何度も観たが、最初にみたときは真っ黒でガラスの反射もあったせいか何が描いてあるのかほとんど分からなかった。

2001年にロッテルダムの特別展に出たときはかなり洗浄したのかかなりよくみえるようになっていた。
そのときの感想は、

   ブリュージュの[最後の審判]は20年前にグロニング美術館でみたものとは違うようだ、色彩が鮮やかで美しい。しかし、線や描写図象自体はそれほどよくなく、残念である。保存のよい、文字通り、ボス在世時のアトリエ作だろうか??この外側のグリザイユは「内部よりずっと水準が高い」ということになっているが、何が描いてあるのかどうしてもつかめなかった。あまりに痛み、薄れている。


2005年にブリュッセルのBOZARTの特別展示でみたときは、こういう感想を持った。

        伝ボスの「最後の審判」もきていた。なかなかきれいな作品で、みどころも多いが惜しいかな中心部分のキリスト、天使などが弱いとおもう。ただ、これは、繪のサイズを考慮する必要があるだろう。快楽の園のような大きな繪のモチーフを小さな祭壇画につめこむとかなり無理がでてくるということもあると思う。大きな祭壇画をもとに、「類似のものを」という個人の需要に対してアトリエで制作されたものではないか?


   2016年にマドリード プラド美術館のの特別展に出たときは、相当綺麗になっていた。プラド美術館の学芸員 Pilar Silva Marotoおばさんの論説によると、北ブラバントでの特別展に出す前にかなり修復したようである。
   今ウイーンにある「最期の審判」も、どうやらブリュージュにいた高官の注文によったもので、当然、当時はブリュージュにあったものらしい。

その根拠は、、
2016年09月03日 ボス展のカタログを読む その8 ウィーン 最期の審判
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176728051.html

    しかし、現在ではブリュージュにはボスやボス派系統の絵画はほとんどない。かろうして、これがあるだけである。


posted by 山科玲児 at 06:45| Comment(0) | 2018年日記
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