2018年01月29日

台詞版のカルメン

  オペラ:カルメンについて、ドイツの解説書の日本語訳本を読み返していた。
  そしたら、もともとは「オペラ・コミック」であり、レシタティーボはなく、皆、台詞になっている、ミュージカルやモーツアルトの魔笛のようなジングシュピール、であったと、書いてあった。前にも読んだはずだったが、すっかり忘れていた。

  カルメンのレシタティーボは、ビゼーの死後、友人で同僚のエルネスト・ギローがウイーンからの注文で補作したもので、当初はなかった。

  一般に親しまれている、レシタティーボつきのオペラ「カルメン」はビゼー+ギロー合作であり、ウイーンでドイツ語訳で上演されたのが最初だという。そのウイーン公演は大成功で、この合作レシタティーボ版が各地で上演され、哲学者フリードリッヒ・ニーチェは二十回以上観たそうだ。

  最近は、オリジナルの台詞版のほうも、よく上演されるという。

  ただ、ウイーンからの注文はビゼーの生前にあったもので、ビゼーはレシタティーボをつけるつもりだったらしい。だからビゼーがレシタティーボつきを嫌がったわけではない。 しかし実際に作曲はしていない。あくまでもギローの作曲である。




posted by 山科玲児 at 07:44| Comment(0) | 2018年日記
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