蘇州片という複製絵画 贋作絵画の、ある特徴のある大集団については、
昨年2017年2月28日に書きました。。
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/178933253.html
昨年2017年2月28日に書きました。。
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/178933253.html
なんと、その蘇州片 特別展を、あの台北 國立故宮博物院で開催されるそうです。
それも1室で小規模なものではなく、なんと書画ギャラリー全部を使った大展覧です。
それも1室で小規模なものではなく、なんと書画ギャラリー全部を使った大展覧です。
偽物・コピーの特性の研究というのは中国書画の研究には必須の心得ですけれど、これは一般には影の領域、闇の部分、どちらかというと隠したい話題、裏でこっそり教える秘訣というべきものでしたんで、古い文献にも多くは書いておりません。
これを大きく展覧するというのは、前代未聞、かって聞いたこともない大胆な企画展ですね。
皮肉に考えると、本物を多数もっている國立故宮博物院にして初めてできる展覧なのかもしれませんねえ。 図録も研究書としては貴重だと思いますが、一般に、初日に出版販売が間に合わないことが多いので、少しあとで行ったほうがいいかもしれませんね。。。また比較のために本物の名品がでるかもしれないので、それは注目したいところです。
皮肉に考えると、本物を多数もっている國立故宮博物院にして初めてできる展覧なのかもしれませんねえ。 図録も研究書としては貴重だと思いますが、一般に、初日に出版販売が間に合わないことが多いので、少しあとで行ったほうがいいかもしれませんね。。。また比較のために本物の名品がでるかもしれないので、それは注目したいところです。
蘇州片の影響という意味では、17世紀ごろの呉彬、陳洪綬、崔子忠、などの奇妙な作品にはこういう蘇州片の影響があるという説は昔からありました。つまり、画家が参考にするのは本物の絵ばかりではなく全くの偽物を模範にして製作してしまうこともあるんですね。こういう絵の展示もあるかもしれませんね。。
上イメージは典型的な蘇州片 清明上河図巻(東京国立博物館)