台北の國立故宮博物院で、
偽好物−十六至十八世紀「蘇州片」及其影響 4/2〜6/25
https://www.npm.edu.tw/Article.aspx?sNo=04009965
が開催される予定だが、、
偽好物−十六至十八世紀「蘇州片」及其影響 4/2〜6/25
https://www.npm.edu.tw/Article.aspx?sNo=04009965
が開催される予定だが、、
台北の國立故宮博物院には、17世紀末、高士奇が記録した絵で、蘇州片らしいものがある。
高士奇(1645ー1704)の秘密のノート
江村書画目(イメージの左端)に掲載されている
江村書画目(イメージの左端)に掲載されている
である。価格は8両で「進」と注記されているので康煕帝に献上したものである。
右側にあげた江村書画目の別の部分にみるように、高士奇が自分で珍重した書画::例えば、広島原爆で焼失した王羲之の「遊目帖」などは120両という高価なものなので、康煕帝には安物を献上し、自分の手許には高価なものを確保しておくという行動が江村書画目の発見以来非難されてきたものだが、まあ珍重したものにも安いものはあるわけだし、一概に非難するのはいかがなものか、という気もする。
右側にあげた江村書画目の別の部分にみるように、高士奇が自分で珍重した書画::例えば、広島原爆で焼失した王羲之の「遊目帖」などは120両という高価なものなので、康煕帝には安物を献上し、自分の手許には高価なものを確保しておくという行動が江村書画目の発見以来非難されてきたものだが、まあ珍重したものにも安いものはあるわけだし、一概に非難するのはいかがなものか、という気もする。
この顧コ謙の作品とされた弄簫圖は、蘇州片らしい画風であり、しかも17世紀以前の作品に間違いないという由緒正しい贋作である。そういう意味で、美術史上、考えさせられるところが多い。昔、一度さらっと観て、なんだこれは?と思った記憶はあるが、今回の特別展にもでるんじゃないかああ?と思っている。