上野の西洋美術館のドレスデン美術館展 を訪ねたとき、お目当てのフェルメール「手紙を読む女性」より印象的だったのが、
の大きな銅版画だった。銅版画で高さ70cm以上, (712 x 475 mm)というのも破格な大きさであったが、錬金術的寓意的イメージにあふれた不思議なイメージには魅了された。
それで、上の小さなクリア ファイルを買ったわけである。
この4枚セットの銅版画は当然複数あるわけで、カリフォルニアのゲッティ美術館が買ったものの紹介にわりと良いイメージがある。
には、これを大きな油絵にしたものが紹介されているが、「朝」だけが完成、画家が夭折したため他は制作していないようである??
ちなみにこの「朝」の絵は2つあって隠れ名画の散歩道に紹介されているものと
下イメージのCDジャケットになっているものがある。
どちらも、画家が最後に住んだハンブルグのKunsthalleに所蔵されている。
隠れ名画の散歩道のもののほうがより優れているようだが、9つに切断されたものを復元したもの、ジャケットのほうは完全に残っている。ルンゲの他の作品は、どちらかというと平凡・凡庸・常識的なものだが、これだけが飛び抜けているのは、なんか事情・背景があったのかもしれない。