2018年03月16日

野嶋氏の故宮本


ふたつの故宮博物院
http://www.amazon.co.jp/dp/4106036827
という間違いだらけの本を書いた野嶋 剛氏が
   
また、

故宮物語
政治の縮図、文化の象徴を語る90話
野嶋剛 著
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100607
という本を出版しています。

  割と詳しいし、特に杜正勝元院長など近年の國立故宮博物院 幹部へのインタビューもあったので、拾い読みしてみましたが、、文物関係については、例の如く間違いが多い、というより誤植がそうとう多い。これは野嶋氏の責任ではないかもしれませんが。。

  歴史についても、ジャーナリスト・朝日新聞記者なら、日本軍占領下北京での紫禁城 故宮博物院についても調べるべきじゃないのかな??  日本敗戦後の満州国崩壊時の文物破壊 没収などの件、についても、ろくに調べていないことがありありで呆れました。

一方、、台湾要人等へのインタビューは、此の本で一番興味深いものでした。

とにかく、野嶋氏は、
清明上河図 については好著::
   謎の名画・清明上河図 北京故宮の至宝、その真実
     http://www.amazon.co.jp/dp/4585270116
を出しているのに、故宮になると、どうしてここまでおかしくなってしまうのか、不思議ですね。
情報提供者が悪いのかなあ、、、

2011年07月22日に書いた、ふたつの故宮博物院 の書評::
 http://reijiyamashina.sblo.jp/article/46888828.html


posted by 山科玲児 at 07:54| Comment(0) | 2018年日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]