2018年03月23日

次のページだった

limbourg janvier 1v 2r.jpg

で、また一つ気になったのが、
ランブール兄弟 「ベリー公のいとも豪華な時祷書」のカレンダー付属絵画「1月」の解説である。「カレンダーが上にある」と書いてある。
しかし、上には星座と幾何学図形があるだけで、カレンダーはない。
抜粋複製本やwikimediaを参照したところ
次のページにあることがわかった。
つまり、上イメージのような見開きになる。
これは、西洋の古い写本のページの数え方で
絵のほうが1verso, カレンダーのほうが2rectoと表示してある。
1versoというのは1枚目の紙/羊皮紙の裏面(あるいは開いたときの左ページ)、2rectoというのは2枚目の表面という表記である。
また、2rectoの一月のカレンダーの図版をみると、裏に描いてある「二月」の月の絵
が透けてみえるから、これは確実だ。

  装飾写本には、ちょっと関心があったので、ひっかかったのだが、だれしもこだわりをもった分野では、他人の誤りが気になるものである。


posted by 山科玲児 at 09:47| Comment(0) | 2018年日記
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