2018年05月05日

当麻曼荼羅 修理記念

奈良国立博物館で、国宝:当麻曼荼羅が公開されるようである。
平成30年7月14日(土)〜8月26日(日)
糸のみほとけ


当麻寺は、何度かいったのだが、

ここの伝説の中に埋もれた当麻曼荼羅は、実際、一度も観た記憶はない。

現物があまりに損傷劣化してるんで、室町時代  文亀年間に模写複製ができて、それが展示されて本物は厨子の奥深くに隠された現在は「文亀曼荼羅(重文)」が曼荼羅堂に祀られ、當麻寺のご本尊として仰がれているそうである。確か前は、更に江戸時代に作られた別の模写複製がかけてあったような気がする。奈良国立博物館には暦応二年(一三三九年以前の模写がある。これは当麻寺で使われていた平安鎌倉時代の模写らしい??
 当麻寺の参詣者には、木版の当麻曼荼羅が販売されていたようだ。二十世紀には普通の印刷品になっていた。

  現物はほとんど秘仏状態で、まともに調査した人がいず、絵画なのか織物なのかすらわからないという状態だった。戦前に調査した人が初めてタペストリーであるという説をだして議論がはじまったという有様でした。1929年ごろに廣岡城和泉氏が観察して発表したのが最初だったようだ(東洋美術  第3号   1929, September)。その前は、当時の古美術界の大ボス瀧精一 東大教授なんかは「純然たる絵画たることを疑わず」なんて抜く抜けと書いていたらしい。やはり東大はだめだなあ。。


とにかく現物は、4mx4mぐらいの巨大なタペストリーである。そして図様は、敦煌壁画にある阿弥陀浄土変である。下に敦煌壁画172窟 の阿弥陀浄土変をあげておきます。これもまた3mx4mぐらいで
大体 当麻曼荼羅と同じ大きさ、戦前から、よく似てることに気がついた人は多かった。
敦煌 172 盛唐 無量寿経変.JPG

タグ:当麻曼荼羅
posted by 山科玲児 at 12:16| Comment(0) | 2018年日記
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