つながりで、 小説家:川端康成氏の逸話を思い出した。これは繭山龍泉堂の元社長
繭山順吉氏の談話であるが、
>
「フリアともあろう美術館が大雅の優品を持っていないのは、日本としても口惜しいから、いい大雅を見つけ出してこの美術館に世話して欲しい」
と川端康成が言ったので、困難そうなので、
川端自身が所有している大雅の絵をフリアに譲られたらどうか、と提案した
>
(REF.)
というものである。なかなか面白い川端の心理である、まったく理解できないわけではないが、ちょっと変わっているね。
繭山順吉氏の談話であるが、
>
「フリアともあろう美術館が大雅の優品を持っていないのは、日本としても口惜しいから、いい大雅を見つけ出してこの美術館に世話して欲しい」
と川端康成が言ったので、困難そうなので、
川端自身が所有している大雅の絵をフリアに譲られたらどうか、と提案した
>
(REF.)
というものである。なかなか面白い川端の心理である、まったく理解できないわけではないが、ちょっと変わっているね。
で、結局、繭山と米国の業者が協力する形で仲介し、下の双幅がフリーアに譲られることになったようである。
REF. 芸術新潮、1972年6月号 川端康成の「座右宝」::川端康成追悼特集