2018年06月10日

メトロポリタン美術館の館長


  ニューヨーク:メトロポリタン美術館の館長というと、あの騒々しいトマス・ホーヴィングを思い出すが、近年、最も長く、なんと31年(1977年〜2008年)もこの重職についていたのは、

フィリップ・デ・モンテベロ Philippe de Montebello(1936-)である。まだ82歳ぐらいでご存命のようだ。この人は、あまり前に出るほうではなく学芸員・調整役・管理職・マネジメントに徹したかたのようであり、色々なカタログや挨拶などに短い挨拶・序文などは書いてはいるようだが、有名な著書があるかどうかは知らないし、大きな事件を起こしたというようなこともない。 個性というか、顔があまりみえない人だった。

大体メトロポリタン美術館のような組織のトップというのは、いろいろと政治的な思惑などもありニューヨーク財界のお歴々の意向もあるだろうし、長くその地位にいるということは相当な政治力があった人だということであろう。
 1989年、まだ52歳ごろの若い?フィリップ・デ・モンテベロ 館長がメトロポリタン美術館の分館、中世ヨーロッパ美術のクロイスターズを案内するという動画がある。

Glories of Medieval Art The Cloisters - YouTube (MET自身からの投稿)

  うううん、なんというかなあ、エル・グレコの肖像画からでてきたような、まさにヨーロッパ人の顔である。調べてみると、なんと母方の先祖はサド侯爵、父方はナポレオン・ファミリーというやんごとなき一族の出だそうだ。お父上は伯爵位をもっていた。パリ生まれで米国に帰化した人である。

 この動画は、英語が非常にわかりやすく、解説も簡潔で、クロイスターズの紹介としては推薦できるものだ。
  最近の紹介動画よりよほど優れている。



posted by 山科玲児 at 09:00| Comment(0) | 2018年日記
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