2018年06月15日

刺繍天人の顔

繍佛 (1).jpg繍佛 (3).JPG

奈良国立博物館
糸のみほとけ  平成30年7月14日(土)〜8月26日(日)
出品リスト
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/ito/ito_press_list.pdf

22ー27までにあげられている
繍仏は、
大きなのぼり・幡の下部にはためく帯に刺繍された天人で、奏楽している姿もあり、とても愛らしく美しいものである。
ところが、、実物(イメージ:当方の撮影  法隆寺宝物館  東博にて)
をみればわかるように、大部分の例で顔部分が失われている。
もちろん、少数、顔が残っているものもある。当然、そういうもののほうが欲しがる収集家が多かったのか流出しているものには、そういう例が多い(福岡美術館の松永コレクション、大和文華館のものなど)
東京国立博物館の例をみると、なぜ顔部分ばかりがなくなっているのだろうか??と思ってしまう。
あるいは、顔に使った色の糸を染めた染料が虫を呼びやすいとか糸を痛めやすかったのだろうか?
それとも、なんらかの信仰で、顔にさわることで利益があるというようなことがあって、顔の部分だけが汚れすり減り虫食ってしまったのだろうか?
 顔がある例を科学分析することである程度わかるのではないか?とも思っている。
  また、こういう収集家に愛されるものには偽作がつきものである。偽作や過剰な修理があるものがないかという点は注意が必要だろう。
posted by 山科玲児 at 13:16| Comment(0) | 2018年日記
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