2018年07月19日

ブリューゲル「死の勝利」の修理


プラド美術館で、ブリューゲル「死の勝利]



の修理をやっていて、2018年5月28日に完成のプレス・リリースをしていたようです。
2016年のボス展のときは、常設に展示してあったので、2016年末ごろからやったのでしょう。
プラドの修理はアントワープ ブラッセルなどより修理期間が短く、手早いようですが、大丈夫かな?という気もします。
2005年5月10日に観た ときは、こういうネガティブな印象を受けました。

ブリューヘルの「死の勝利」は、アントワープの「グリート」より一回り小さい(ほぼ同じ)ようだが、かなり劣る。描きかけていて仕上げをしないで放置したような感じがする。主題のせいとは思えない。画家の早い死と関係があるのかもしれない。

2016年にも新発見の聖マルチヌスのワインより見劣りがした、と感じたものです。

この修理では、汚れをとってかなりきれいになったようですが、そう新発見はなかったように読み取れます。

動画があるので、紹介します。
ブリューゲル  死の勝利:の修理動画 プラド美術館制作
The Museo del Prado is presenting The Triumph of Death
1.基底材の修理
https://youtu.be/ritY0kf4gAw
2.彩色層の修理
https://youtu.be/XAXkq9wXWmI
posted by 山科玲児 at 06:58| Comment(0) | 2018年日記
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