フラ・フィリッポ・リッピの 受胎告知に「鳩がある」件だが、
ほとんどは、イメージのミュンヘン アルテピナコテークの絵のように「鳩」がいます。
例外は、
スポレト大聖堂の大きなフレスコ壁画「マリアの生涯」の左下にある受胎告知
である。
しかしながら、この作品は、最晩年作でもあり、リッピ自身ここスポレトで逝去している。
このリンク画像みるような大きなものが、あのミケランジェロじゃあるまいし、一人で制作できたとは思いにくい。
画風もいつものリッピとはかなり違っている。
グロリア・フォッショ、フィリッポ・リッピ (塚本博 訳) でも、
>リッピが大部分にわたって工房の手を借りており、もはやもっともすぐれた成果に
達することはなかったからである
>
と批評している。