米国ボストン美術館で、「八破画」 という奇妙な絵画の展覧会が昨年あったようだ。
China’s 8 Brokens
Puzzles of the Treasured Past
June 17, 2017 – October 29, 2017
Lee Gallery (Gallery 154)
https://www.mfa.org/exhibitions/chinas-8-brokens
https://www.mfa.org/exhibitions/chinas-8-brokens/highlights
これは、一見コラージュのようにみえるが、実は皆、ハイパーリアリズムで描いてある、一種の静物画である(1911年という年紀が絵の中に入っているが、署名はない)。
Puzzles of the Treasured Past
June 17, 2017 – October 29, 2017
Lee Gallery (Gallery 154)
https://www.mfa.org/exhibitions/chinas-8-brokens
https://www.mfa.org/exhibitions/chinas-8-brokens/highlights
これは、一見コラージュのようにみえるが、実は皆、ハイパーリアリズムで描いてある、一種の静物画である(1911年という年紀が絵の中に入っているが、署名はない)。
Orientationsの ベルリナー(ベルリン人???)という人の解説では、
孫鳴球 という画家の 拓本やその模写、他人の作品の模写偽作などを絵に再現したコラージュ風の作品が紹介されていた。
孫鳴球 という画家の 拓本やその模写、他人の作品の模写偽作などを絵に再現したコラージュ風の作品が紹介されていた。
この図は オークション会社BONHAMSの去年のオークションで一万ドルでおちたものだから、そう超高価に評価されてるわけでもないが、現在はボストン美術館に入ったものだという。
まあ一種のおもしろさはある。
まあ一種のおもしろさはある。
文物商店で売っていたというようなものもあるのだが、私は観たことがない。ちょっと残念な気がする。
どうもこういうものの原型を作ったのは、道光年間に活躍した文人僧侶の六舟という人のようだ。六舟の作品(浙江省美術館 下イメージ 1832)があげてあった。六舟は、懐素の草書千字文 墨跡をもっていたので有名であるが、金石僧というあだ名のとおり、拓本とりの技術に優れ、青銅器などの収集もしていた。六舟の遺徳というべきか。