カルミニャーノの教会にあるポントルモJacopo da Pontormo, 1494年5月24日 - 1557年1月2日)の
「聖母の聖エリザベツ訪問」が 修復の資金を出して貰った関係もあってか、ニューヨークのモルガンとロスアンジェルスのゲッティで公開されるようである。
Pontormo takes the U.S. by storm The Florentine
New York (The Morgan Library & Museum, September 7, 2018 to January 6, 2019) and Los Angeles (The J. Paul Getty Museum, February 5, 2019 to April 28, 2019)
この作品は、ポントルモの作品としては、一流のほうだが、やはり、フィレンチェのど真ん中、サンタフェリーチェのカポーニ礼拝堂の作品群(イメージはその一部)が頂点だと思う。
隣のウフィッチィに列ができていてもカポーニはゆっくり観賞できることが多いのは、スノビズムやマスコミの無知蒙昧の恩恵だろうか。ありがたいことである。
昨年末も1500年代の画家に特化した展覧会が有ったのですが、そこで見たPontormo、Rosso fiorentinoの「キリスト降下」Bronzinoの「ピエタ」が並んでいたのは圧巻でした。(写真こちらには貼れないのですね…)
私もSanta Feliceは扉が開いているとついつい入ってしまいます。こういう教会への入場が有料にならないことを心から願いながら…
>fontanaさん
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>私もSanta Feliceは扉が開いているとついつい入ってしまいます。こういう教会への入場が有料にならないことを心から願いながら…
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カポーニは、確かコイン入れて明かりを短時間つけるという変わった装置つけてました。これは結構面白い方法ですね。
このサンタ・フェリーチェのキリスト降架、 サルヴァドール・ダリを連想させる美しい空の青に、保存状態が良すぎるような気がしてましたが、どうも1935年の修理できれいになった結果のようですね。どのくらい補筆が入っているのかはわかりませんが、それほどひどくはないのでしょう。Rizzoliの Luciano Berti, Pontormo, 1973では下のように記述されてました。右端の男、寄進者の Ludovico Capponiという説もあったのですね。
Restarauta in 1834-35, In ricca cornice originale. La figura all'estrema destra supposto [Clapp] ritoratto di Ludovico Capponi (nat nel 1482), para piuttoso un autoritoratto del Pontromo [Berti]