は、フィッシャー本に従って、20点を真蹟としてあげて地図に書いたりしてますが、これで20点全点制覇を志したりするのは止めたほうがいいと思いますよ。まだまだ変わるから。
その点、フェルメール巡礼で制覇なんかのほうが、まだ良くて、2,3点ぐらいしか動かないと思います。でも、ヒエロニムス・ボスの場合は大幅に変わることがありますから、どうもね。フェルメールの場合は、50年ぐらいで代表作が大幅に入れ替わるってことはないでしょ。
ヒエロニムス・ボッスの中核作品で、50年ぐらい変わってないものは、
◎快楽の園 プラド美術館
◎聖アントニウスの誘惑 リスボン
◎東方三博士の礼拝 プラド美術館
・放浪者 ボイマンス
・愚者の船 ルーブル
・守銭奴の死 ワシントン ナショナルギャラリー
・この人をみよ フランクフルト
・聖ヒエロニムス ゲント
・パトモスの聖ヨハネ ベルリン
・洗礼者ヨハネ マドリード ラザロ ガルディアーノ
・彼方4面セット ヴェネチア
・磔刑図 ブリュッセル
◎快楽の園 プラド美術館
◎聖アントニウスの誘惑 リスボン
◎東方三博士の礼拝 プラド美術館
・放浪者 ボイマンス
・愚者の船 ルーブル
・守銭奴の死 ワシントン ナショナルギャラリー
・この人をみよ フランクフルト
・聖ヒエロニムス ゲント
・パトモスの聖ヨハネ ベルリン
・洗礼者ヨハネ マドリード ラザロ ガルディアーノ
・彼方4面セット ヴェネチア
・磔刑図 ブリュッセル
特に◎つけた3点は不動です。
ちょっと議論はあるけどだいたい真蹟とされてきたもの、学者によって大きく評価が違う作品、過去に代表作とされていたのに、今は異論があったり、明らかな「模写」に転落したものなど、いろいろあるんですよね。また、敗者復活というか、過去にいろいろいわれていたウイーンの「最期の審判」なんかは、現在はほぼ真蹟あつかいですね。
こういう状態では巡礼で全点制覇 そのものが意味がないと思います。ゴールポストが動きまくるわけですから。
こういう状態では巡礼で全点制覇 そのものが意味がないと思います。ゴールポストが動きまくるわけですから。