2018年09月20日

敦煌写本の偽物



敦煌  西域 文書に、金めあての偽作が相当量あるということは、藤枝 晃(ふじえだ あきら、1911 - 1998)教授などの研究によって、解明されはじめたとはいえ、まだかなり不確定要因が多いようです。

この件で、ネットに京都国立博物館 紀要など優秀な解説があるようなので、
紹介しておきます。

・敦煌写本における偽写本の問題について / 赤尾栄慶  京都国立博物館 紀要 (PDF)
https://www.kyohaku.go.jp/jp/pdf/gaiyou/gakusou/24/024_kenkyu_a.pdf

・藤枝晃先生のもう一つの勇み足 - 聖徳太子研究の最前線
https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/b00ce64eda421e2a8de4d1964caaca62

なお、「敦煌は中国にあるが、敦煌学は日本にある」という言葉は、天津の南開大学の呉廷璆教授が1981年に敦煌学講習班を主宰し、藤枝晃氏を紹介した時にこの言葉を述べたものなのに、藤枝教授の傲慢な言葉として物議をかもしたのは、おかしなことでした。
中国通信社の記事::
タグ:偽物 敦煌 写本
posted by 山科玲児 at 05:21| Comment(0) | 2018年日記
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