2018年10月07日

古代ローマ人の24時間

イタリアの科学ジャーナリストの筆になる
古代ローマ人の24時間
よみがえる帝都ローマの民衆生活
アルベルト・アンジェラ 著
関口 英子 訳
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309225319/
という本
ずっと読んでるんですが、これは、なかなかの傑作じゃないかとおもいました。

TV特番や再現ドラマ風なので、フィクションや嘘、間違いもかなり入っているかもしれませんが、古代ローマ観光というノリで、面白く読め、しかもかなり深いところまで知ることができます。

断片的な事実ではなく、丸彫りの一つの生活様式としての古代ローマ人の生活モデルを提示することができたというところは、類書が少ないものだと思いました。

実は、コロッセオのアレーナと地下楽屋がどういう構造になっていたのか、コレ読んではじめてわかりました。昔、コロッセオへ実際いってみたときは、なんだかよくわかりませんでした。アレーナのはずが石壁が櫛のように複雑に入り組んでいたので、これなんだ?? という感じでしたからね。

イタリアでも四十万部以上売れたそうです。
今は、河出文庫になっているようです。省略がないといいんですけどね。


posted by 山科玲児 at 08:05| Comment(0) | 2018年日記
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