2018年10月16日

西洋美術館のルーベンス展

Rubens Gemma Tiberiana.JPG

上野の西洋美術館の
ルーベンス展の作品リストが公開されました(PDF)
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2018rubens_list.pdf

 大きな油絵作品は、リヒテンシュタインからのレンタルのようです。

 また、関連作品や素描などで珍しいものがあるようです。例えば、アントワープPlanntin-Mortus Museumにあるイメージのいわゆるチベリウスのカメオの素描、、このもともとのカメオは1621年にパリのサントシャペールの宝物から発見されたもので、今は英国、オックスフォードのアシュモリーアン美術館にあるようです。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:0_Gemma_Tiberiana_-_Rubens_-_Ashmolean_Museum_-_WA1989.74.JPG
  フランス革命で略奪されて売り飛ばされたのかもしれません。

 ルーベンスの友人の枢機卿が1621年11月26日の手紙でそのことを書いてまして、この素描は、その後、1622−25年にルーベンスと枢機卿がパリであっているので、そこで制作されたものではないか??と推定されてます。ただ、複製・型を使ったものかもしれないなあ。。

ただ、現物写真よいはルーベンスの素描のほうが良いようにみえますね。実物みてるわけではないのですが、美化があるのかな。


 イメージ Source  and  Ref ::   Frans  Baudouin,  Nicholaas Rockox, Antwerp, 1984


posted by 山科玲児 at 08:28| Comment(0) | 2018年日記
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