2018年10月18日

ボス展のカタログを読む 28 フェリペ二世

Bosch Prado 2016.JPG


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映画会社のサイト
https://www.albatros-film.com/archives/10416
のなかで、フェリペ二世の収集を強調していましたし、日本語文献を読んでると、同様にフェリペ二世の特異な趣味のためでスペインにボスの作品が集まったという印象を受けます。王が好むところ、忖度もあり、臣下や社交界でも愛好されたのだろうと、昔、私は考えていました。

ところが、
2016年08月05日
ボス展カタログを読む 6  スペインの蒐集はボス最盛期から
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/176363455.html
で触れたように、フェリペ二世の半世紀前からスペイン・ポルトガルの王侯貴族が愛好していたということがわかってきました。ハプスブルクでの愛好も、このイベリア半島の好みが伝染したのではないか? スイスの田舎大名ハプスブルク家の富と文化はポルトガル王家のエレアノールからだしね。
 なんかね、スペインがベルギー・オランダを侵略したから、文化財を略奪してスペインにもってきたようなイメージをもっていたんだが、必ずしもそういうことではないようです。




posted by 山科玲児 at 09:15| Comment(0) | 2018年日記
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