2018年10月20日

ボス展のカタログを読む 29 愚者の船の修理

bosch nef  de fou louvre.jpg



2018年01月11日
はじめてのルーブル
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/182106134.html
でも、言及したルーブルにある「愚者の船」ですが、逝去500年の2016年にあわせて大きく修理されたようです。

 プラドで観たときは、ロッテルダムで既に十分みていたので、まあいいかと、あまり注意深くみなかったのは不覚でした。なんか画面が荒れてるなとは思ったのですが、この修理の影響だったようです。
  上イメージでみるように、左が修理前、右が修理後、大きく変わっているのは、右上、背景の山がなくなっていることですね。そして、左上の黒っぽい部分も広々とした風景になってます。ただ、やはり洗い落としの影響か少し荒れた感じが残ってます。

また、額縁に覆われていたらしい下部があらわれました。この下部にはエール大学の断片とつながる絵が顕れてます。修理前の額縁に入っていた、昔のイメージがWikimediaにありました。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bosch,_la_nave_dei_folli,_1490-1510_ca._01.JPG

  プラドのカタログの、マールテンスの解説では、樹が船に生えているのではなく、枝を飾りにつけているだけだとはっきりした、という点も指摘しています。そういや、上部の樹の葉っぱもそうとう盛って増やしていたんだな、、それをオリジナルの小さな枝に戻したようです。

  なんかBRCPサイトでも、ルーブル自身のサイトでも、昔の写真使ったりしていて混乱しやすいので、ここで注意しておきます。


posted by 山科玲児 at 07:48| Comment(0) | 2018年日記
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