九州国立博物館の、
の展示について、取り急ぎ感想をのべておきたい。
鏑木清方 屏風 七夕
http://blog-imgs-34.fc2.com/n/e/k/nekoarena/20110818230315765.jpg
はじめ 上村松園かと思ったぐらい、
とにかく美しい、清楚。
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はじめ 上村松園かと思ったぐらい、
とにかく美しい、清楚。
ただ、この作品は第1期だけの展示なので、もう展示していないのが残念だ。
「妖魚」 などの大胆な絵画も描いた人だが、逝去したのは1973年、1972年なんかずいぶん最近の人なんだね。明治の人、浮世絵の伝統をひいた最後の画家というイメージがあるが、昭和の人でもあったのは驚きだ。そのため、著作権が消滅していないので、ネットイメージは少ないし、ここで掲示することもできない。
屏風絵では、狩野探幽の鵜飼い (-11月4日まで)屏風が楽しい。よくある唐絵の水墨画屏風ではなく、大和絵をよく消化した楽しい作品だ、よく考えたら、灯火で魚集める鵜飼いなら夜で遠景の山などみえるはずないのに緑豊かに描いているところが、まあ絵画の絵画たるところであろう。
また、広重の肉筆の江戸風景掛け軸もあった。佃島が良い感じでした。
若冲の拓版画があった。かなり虫食っていたが、これでも10点ぐらいしか現存していないという。どうも当時あまり歓迎されなかったのではないかと思った。題記の書が端正で上手いので若冲でない他の人に書いてもらったのかもしれない。
アジア部門は関東大震災のせいか石の重いものが多かったせいか、この展示会では、やや弱い。
そのなかでは、西遊記のもっとも早期の原型である 大唐三蔵取経詩話 という南宋時代の小さな木版印刷本が珍しい。今は折り本3冊に装丁されているようである。