2018年11月11日

NGOが大虐殺する

トラストDE.JPG




がトランプ大統領との関係でようやくニュースになっているようだ。これについては、ドイツへの「偽?シリア難民」集団の大行進と関係づけて、仕掛け人を論じる記事もあった。
  【川口 マーン 惠美】米国を目指す「移民キャラバン」は、ドイツに来た難民と瓜二つの謎 裏で糸を引いているのは何者なのか

 大型の立派なバスが提供されているということでもあり、皆 軽装でみなりも良い。食費も含めて明らかに援助組織がある。
 この仕掛け人としては、悪名高いオープン・ソサイエティーを主催する大富豪ジョージ・ソロスなどが噂されている。

 これで、思い出したのは、イリヤ・エレンブルグ(1891-1967)が書いた「トラストDE」(1923年)という小説である。小説の筋はモナコ王子の私生児エンス・ボートが米国の大富豪3人と組んで「ヨーロッパ撲滅トラスト」をつくり、BC兵器をふんだんに使った戦争、経済封鎖による餓死、大殺戮の末に13年間でヨーロッパを無人の荒野にしてしまう、というものである。

 ここで重要なのは、この大殺戮の首謀者は、大富豪大資本家たちが出資したNGOであり、国家ではない。金銭的収益を目的としないのだから明らかにNPOでありNGOである。目的は国家破壊・国家転覆である。この点で、現在の「難民キャラバン」「偽シリア難民」と似た構造をみることができる。

 3人の米国の富豪がこのトラストに70億ドルづつ出資するのだが、1923年当時の70億ドルは、現在ではいくらぐらいにあたるだろうか? そのころフォードが、日給5ドルという破格な給与を出したというので有名になったのだから、1ドルが3000円〜5000円ぐらいかな?  210億ドルということは、60〜100兆円ぐらい、13年間にばらしても年間予算約4.5兆円から5兆円、現在の日本の軍事予算が5兆円ぐらい、米国は70兆円ぐらいだから、秘密結社の予算としては、とんでもない金額である。


Ref トラストDE、翻訳者 小笠原 豊樹 と三木 卓   出版社: 海苑社 (1993/03

posted by 山科玲児 at 06:19| Comment(0) | 2018年日記
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