2018年11月27日

アテネの学堂

Rafaello_SanzioEuclid.jpg


 ラファエロの本、読んでいたとき、アテネの学堂 で、「誰を」描いているのかということについて、現在でも、結構  異論があるということに気がついた。上のイメージの、コンパスもってる男は、私はアルキメデスだとばかり思っていたんだが、今はユークリッド(エウクレイデス)が有力らしい。
 ラファエロのほんの少し後の世代のヴァザーリも、版画で見ていたらしく、「福音記者 マタイ」がいるとか、妙なことを書いてたみたいだから、現在わからなくてもしょうがないのかもしれない。

 ただ、この絵には、同時代の有名人の肖像がかなり入っているという説がむかしからあり、有名人捜しをする愉しみもある。パルナッソスとかの他の絵と比べて、著しく個性的な顔が多いからでもある。
 このユークリッド?もブラマンテの肖像とされていて、これはかなり根拠があるという。このアテネの学堂の中心にいるプラトンはレオナルドの肖像だそうだが、アリストテレスは誰がモデルなのかわからないのが、残念だ。このレオナルド肖像説は下イメージの有名な自画像との類似によるところが大きいのだろうが、なんとこの「自画像」にも疑義があるらしい。他人の肖像である可能性が議論されているそうだ。これが「自画像」とされたのは19世紀からということである。そうなると、アテネの学堂のプラトンもレオナルドがモデルなのかどうか疑わしくなる。
 いずれにせよ、こういう風に、自分で疑い考えることが大事なんだが、すべてを疑えば生活できなくなるので、まあ思い切りで放任依頼委任することも、また大事だと思う。。


Leonardo_da_Vinci_presumed autoportrait

posted by 山科玲児 at 09:08| Comment(0) | 2018年日記
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