2019年01月26日

「厩戸王」は存在しなかった・騙された私 【訂正あり】

法隆寺釈迦光背銘 拓本 上宮.JPG


【訂正・追加】
https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog

 なんと「厩戸王」という単語・言葉自体が中世以前の古文献には無い、のっていないということです。呆れました。

  なんか私まで、マスコミに騙されてました。

日本書紀には「厩戸豊聡耳皇子(ウマヤトノトヨサトミミノミコ??)」とは書いてありますが、「厩戸王」、「厩戸皇子」という名前はない。その後「聖徳太子」という諡号は使われています。
 法隆寺金銅釈迦三尊像光背銘では「上宮法皇」です(上イメージ  行末から行頭になるので、少し切り貼りしました)。とにかく「厩戸王」という呼称自体がないのです。

  いやあ、あきれました。私としたことが「厩戸王」という呼称が平安以前に使われていたと勘違いしていたとは。。プロパガンタ・洗脳は怖ろしいですね。
 【訂正】寧楽遺文を読み返していたら、元興寺縁起 のなかに2箇所「馬屋門皇子」という記述がありました。これが唯一のものですが、もともと古写本もなく、信頼性が薄い縁起なので、どうなんでしょうね。いずれにせよ「厩戸王」という呼称はありません。

posted by 山科玲児 at 12:57| Comment(0) | 日記
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