2019年03月06日

レンブラント版画の後刷り

「淡い色の紙」 ―レンブラントの和紙刷り版画 (幸福 輝)
この論文で、で、レンブラント版画の後刷りのことの最近の研究を読みました。

レンブラント版画の後刷りは、フランスのバサンが 18世紀後期に刷ったバサン刷りが有名で、ここでも言及されていますが、どうも生前あるいは没後に債権者が没収した 銅板原版を使って刷ったものもあるようですね。銅板はそれ自体  地金としての価値があるので 破産のとき当然没収しただろうし、版画家としての人気を覚えていたものは、刷って・刷らせてみて販売しようとしたのかもしれません。そのとき手を加えたものもあるらしく、それがレンブラント自身が手を加えたステートと間違えられているという指摘を読みました。

ただ、バサン以前の後刷り、場合によっては生前破産したあと、銅板買った人のことについて、細かい研究の梗概は、この画廊主らしい人のブログにも書いてあるようです。

ガレリア・イスカ通信
2016年 01月 19日
レンブラントのエッチング「Byblis: 29 facsicule」(1929)
https://galleriska.exblog.jp/22226218/
ただ、この論文;
  【「淡い色の紙」 ―レンブラントの和紙刷り版画 (幸福 輝)】
では、和紙刷りの版画でさえもレンブラント自身の刷りとは限らないという問題を書いてました。
  17世紀ごろ、既に「和紙刷りのレンブラント版画」が良いものとして評判だったそうです。しかし、レンブラント以外による和紙刷りがあるということになると、どうなるんだろう??


posted by 山科玲児 at 09:20| Comment(0) | 日記
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