新元号「令和」の典拠とされた万葉集「梅花歌三十二首幷序」
の「序」を早稲田大学の古版本からお借りして紹介してみる。
実は、元暦校本万葉集に期待したんだが、元暦校本は巻5が残っていないようだ。
残念。
この漢文による序、さっと読んでみると王羲之「蘭亭序」によく似ているね。
同じ思いを持った人も多いらしく、ネットに同意見が散見した。
最近、また蘭亭を調べ直しているので、とても実感できた。
しかし、こういう日本の漢文から出すというのは親しみ深くていいと思うよ。
書経なんかキッ屈ゴウ牙でとても原文を読む気になれないものだから。当方は学生のときレポートのために、無謀にも書経の古版本と図書館で格闘して無残に敗退したことがある。 まあ易繋辞傳ぐらいならなんとか読めるけどさ。
懐風藻とか、本能寺切の都良香の文章とか、日本のナショナリストであった菅原道真の文章からとるといいかもしれないねえ。