オマル・ハイヤームのルバイヤートの の挿絵入り本(1909が初版だが、もっとあとの再編集刊行本)を紹介したが、このポガニー
William Andrew Pogany ( 1882 ? 1955)
https://en.wikipedia.org/wiki/Willy_Pogany
William Andrew Pogany ( 1882 ? 1955)
https://en.wikipedia.org/wiki/Willy_Pogany
古本屋の目録では、ウィリー・ポガニーなどとも呼ばれる人だが、ハンガリー出身の画家である。1世代先輩のミュッシャAlphonse Mucha( 1860 – 14 July 1939)も モラビアというスラブ圏の人だったから、この時代東欧からでた挿絵画家は意外に多いのかもしれない。
Youtubeに、この人のリヒャルト・ワーグナーの舞台神聖祝典劇「パルシファル」への挿絵が紹介されていた。ロンドンで1912年に刊行されたものである。なんというかビアズリー風で、かなり危ない感じがしますねえ。ほぼ同時にタンホイザー(1911)・ローエングリン(1913)も刊行しているようだ。当時のロンドンでは相当好評だったのだろう。
このパルシファル
Willy Pogany - Parsifal (1912) Wagner's trilogy (II) - YouTube
にも、ワーグナーの毒がどっさり入っているので、
で書いたように、
解毒剤として、モンテヴェルディの聖母のための夕べの祈りのマニフィカートをお薦めする。少なくとも、当方には、かなり効く。
思えば、ワーグナーはヴェネチアで死んでるわけで、あのワーグナーの魔力を調伏したヴェネチアの霊力が多少助けているのかもしれない。
解毒剤として、モンテヴェルディの聖母のための夕べの祈りのマニフィカートをお薦めする。少なくとも、当方には、かなり効く。
思えば、ワーグナーはヴェネチアで死んでるわけで、あのワーグナーの魔力を調伏したヴェネチアの霊力が多少助けているのかもしれない。