2019年05月28日

寺神戸氏がやってた



バッハのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲BWV 1060aは、復元曲としては、ずいぶん古くから親しまれているもので、実は私が最初に実演に触れて感動したバッハの曲だった。なんせ、あのヘルムート・ヴィッシャーマンが長崎まで来て演奏してくれたのだから。しかし、演奏会場の公会堂は、今はもうなくなってしまった。

  だれが「オーボエとヴァイオリン」に復元するというアイディアを最初に出したのかわからないが、19世紀には已にそういう説と演奏があったようだし、遅くとも1920年には已にこの復元曲で楽譜が出版されているのだから、ずいぶん昔からこっちのほうが良いと皆思っていたのだろう。18世紀の写本は二台のチェンバロのための協奏曲になっているのだが、聴いて面白いものではない。ソロヴァイオリン2つ、という復元曲もあるようだが、オーボエとヴァイオリンのものが一番人気があり自然でもあるようだ。

この曲の演奏をYoutubeをちらとみていたら、ソロ・ヴァイオリンを寺神戸氏がやってた、あれそっくりさんがやってるなあ、と思ってみていたら、やっぱり本人でした。この演奏は8人でやっている。これくらいの人数でやったほうが音色がよくわかって良いと思う。


Bach - Concerto for Violin and Oboe in c minor, BWV 1060a - YouTube
Marcel Ponseele and Ryo Terakado  Performed by ensemble Il Gardellino
https://www.youtube.com/watch?v=tc4kWmxpZGs


posted by 山科玲児 at 06:04| Comment(0) | 日記
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