2019年06月11日

British Libraryもオークション出品してた

BritishLibrary.jpg

ウィーンのアルベルティーナでのデューラー展.
https://www.albertina.at/en/exhibitions/albrecht-duerer/
サイトをみていたら、妙なことに気がつきました。

このワシントンNGから借りている印刷本への手彩色頁ですが、

私が使っているRizzoli Flammarion  のデューラー本(ref)では、大英博物館から分かれた大英図書館British Library(イメージ)の所蔵になっているのです。おかしいなあ、と思ってワシントンNGのサイトをみると、
なんと、1966年にサザビーズでオークションにかけられていたのです。(Sotheby's, 14 June 1966, lot 66)。その後、別人の手を経て、1985年に、ニューヨークのIan Woodner コレクションにおさまります。NGには寄託はされていたようなんですが、現実にNG所蔵になったのは2005年のようですね。

寄贈品までさっさと売ってしまうという悪評が高いメトロポリタン美術館は、例外だと思っておりましたが、あの大英図書館もこんなことやっていたんだなあ。背に腹はかえられない事情があったのかもしれませんが。。。

REF. Angela Ottino Della Chiesa,  Tout L'oeuvre Peint De Durer, Flammarion, 1969, Paris


posted by 山科玲児 at 07:57| Comment(0) | 日記
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