2019年06月13日

印刷本への手書き装飾 その3 マキシミリアン皇帝の祈祷書

世界の素描 クラナッハ.JPG


マキシミリアン皇帝の祈祷書 Prayer book emperor Maxmilian
これは、ルカス・クラナッハとデューラー、更にデューラーの弟子たちが素描を描いているようです。この本はアウグスブルクで羊皮紙に10部だけ印刷されたものの1册?という、もともと超豪華な限定本だったのですが、その1つが皇帝のもとにあって、それにデューラーを初めとする人々がペン素描をいれているというものです。
Albrecht Durer, Lucas Cranach, Burgmair, Altdorfer, Hans Baldung Grien, Jorg Breu, Hans Durerが名前としてあがっていますね。
 そうなると、残りの9部はイラストなしだったんでしょうね。なんか全部で6部ほど残っているそうですけど、他の本はネットでも紹介はないようです。
 これについては、世界の素描:クラナッハ  の裏表紙(イメージ)がこれだったので、結構印象が残っています。赤いペンで描いているようですね。皇帝の趣味としては結構地味なんだなあ。なんか、これあまり知られていないのは、当時のドイツの有名画家が総出で関与していて画家の判別が難しいかもしれませんね、

ミュンヘンとブザンソンに残本として残っているようです。
全ページネット公開されているようですが、ちょっと重い。。
Bayerische Staatsbibliothek, while the other part is preserved in the Bibliotheque Municipale in Besancon
https://www.wdl.org/en/item/14711/view/1/1/
Albrecht Durer (1471?1528)  Lucas Cranach the Elder (1472?1553)


Besancon Book
http://memoirevive.besancon.fr/ark:/48565/a011484947112ZWSGS9


posted by 山科玲児 at 07:09| Comment(0) | 日記
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